💡 エネルギー完全まとめ
直感的に理解しよう
エネルギーは絶対に消えません。形が変わるだけです。電気が消費されるという表現は正確ではなく、光・熱・運動エネルギーに変換されています(エネルギー保存の法則)。
先に学ぶこと
- 物理の基礎(physics.html — ニュートンの法則)
1. エネルギーとは
エネルギー:仕事をする能力。単位はジュール(J)。
- 運動エネルギー(Ek):運動する物体が持つエネルギー → Ek = ½mv²(m:質量[kg]、v:速度[m/s])
- 位置エネルギー(Ep):高さによる重力エネルギー → Ep = mgh(g = 9.8 m/s²、h:高さ[m])
- 力学的エネルギー:Ek + Ep = 一定(摩擦なし)
- 熱エネルギー:粒子の熱運動によるエネルギー
- 化学エネルギー:化学結合に蓄えられたエネルギー(燃料・食物)
- 電気エネルギー:電荷の移動によるエネルギー
- 核エネルギー:原子核の結合エネルギー(核分裂・核融合)
2. エネルギーの変換
エネルギーは異なる形に変換されます。主な変換例:
- 太陽電池:光エネルギー → 電気エネルギー
- 自動車エンジン:化学エネルギー(燃料)→ 運動エネルギー + 熱エネルギー
- 水力発電:位置エネルギー → 運動エネルギー → 電気エネルギー
- 光合成:光エネルギー → 化学エネルギー(グルコース)
- 電球(LED):電気エネルギー → 光エネルギー(+ わずかな熱)
3. エネルギー保存則 共通テスト
エネルギー保存の法則:エネルギーは新たに生まれたり消えたりせず、形を変えるだけです。孤立系の総エネルギーは常に一定。
力学的エネルギー保存:摩擦がなければ、Ek + Ep = 一定(高さが変わっても合計は保存)。
例題:質量2kgの物体を高さ5mから静かに放す(g = 10 m/s²)。
落下前のEp = mgh = 2 × 10 × 5 = 100 J
地面到達時 Ek = 100 J(全てEkに変換) → v = √(2×100/2) = 10 m/s
落下前のEp = mgh = 2 × 10 × 5 = 100 J
地面到達時 Ek = 100 J(全てEkに変換) → v = √(2×100/2) = 10 m/s
4. 熱力学の法則 共通テスト
- 第1法則(エネルギー保存):ΔU = Q − W(内部エネルギー変化 = 加えた熱 − 系がした仕事)
- 第2法則(エントロピー):熱は自然に高温→低温へ移動。孤立系のエントロピー(乱雑さ)は増大する。
- 重要な含意:100%効率のエンジンは実現不可能——必ず熱として失われるエネルギーがある。
5. 再生可能エネルギーと非再生可能エネルギー
| 再生可能 | 非再生可能 |
|---|---|
| 太陽光・風力・水力 | 石炭・石油・天然ガス |
| 地熱・潮力・バイオマス | ウラン(核分裂) |
| 自然に補充される、CO₂排出少 | 有限量、温室効果ガス排出 |
練習問題
問題1:質量3kgの物体が速度4m/sで運動している。運動エネルギーはいくらか?
解答:Ek = ½mv² = ½ × 3 × 4² = ½ × 3 × 16 = 24 J
解答:Ek = ½mv² = ½ × 3 × 4² = ½ × 3 × 16 = 24 J
問題2:ジェットコースターが高さ10mの頂上で持つ位置エネルギーが5000Jのとき、摩擦なしで底に達したときの運動エネルギーはいくらか?
解答:エネルギー保存より Ek = 5000 J(全てEkに変換)
解答:エネルギー保存より Ek = 5000 J(全てEkに変換)
💡 学習のヒント:エネルギー計算では単位に注意。Ek = ½mv²はmがkg、vがm/sのときのみJになります。保存則の問題は「最初のEp + Ek = 最後のEp + Ek」の表を作って整理すると解きやすくなります。
試験直前 5分チェックリスト
- エネルギー保存の法則: 形が変わるだけで総量は一定
- 熱エネルギー: 高温→低温へ自然移動(逆は不可)
- 波動式: v=fλ(速度=振動数×波長)
- 再生可能エネルギーvs化石燃料: CO₂排出の有無
エビングハウス忘却曲線に基づく復習
学んだ内容を長期記憶に定着させるには、間隔を空けて繰り返し復習しましょう。
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