⚛️ 原子と分子完全まとめ
先に学ぶこと
- 物質の基礎(固体・液体・気体の状態変化)
📌 この単元を終えると
- 陽子・中性子・電子の位置と役割から原子構造を説明できる
- 元素記号を10個以上見て元素名と原子番号を言える
- イオンの形成を電子の移動で説明し、イオン式を書ける
- 化学式を読んで元素の種類と数を把握できる
🌱 なぜ原子と分子を学ぶのか?
直感的に理解しよう
原子はミニチュア太陽系のようなものです。原子核が中心に、電子が周りを回っています。原子の99.9999%は空っぽです。物質が固く感じる理由は電子間の電磁気的反発力のためです。
原子は物質を構成する最も小さな単位です。食塩がなぜしょっぱいのか、水がなぜH₂Oなのか、電池がなぜ電気を出すのか——すべての化学現象の説明は原子・イオン・分子レベルから始まります。半導体・新薬・電池・合成繊維など、現代産業のすべてが原子レベルの物質理解の上に成立しています。
⚡ 30秒サマリー
- 原子構造:核(陽子+中性子)+電子。原子番号=陽子数=電子数
- 質量数=陽子数+中性子数。同位体:質量数が異なり原子番号は同じ
- イオン:電子を失う→陽イオン(+)、得る→陰イオン(−)
- 分子:共有結合でできた中性の粒子。化学式で表す
- 周期表:原子番号順に配列。同族元素=似た化学的性質
1. 原子の構造
原子(Atom):物質を構成する最小の粒子
- 原子核(Nucleus):陽子(+) + 中性子(中性)。原子の質量のほぼ全て
- 電子(Electron, −):核の周りの電子殻に存在。質量≈0
- 原子番号 = 陽子数 = 電子数(中性原子)
- 質量数 = 陽子数 + 中性子数
炭素(C)原子:原子番号6、質量数12 → 陽子6個、中性子6個、電子6個
2. 元素記号と周期表 共通テスト
重要な元素記号(必須暗記)
| 元素名 | 記号 | 原子番号 |
|---|---|---|
| 水素 | H | 1 |
| 炭素 | C | 6 |
| 窒素 | N | 7 |
| 酸素 | O | 8 |
| ナトリウム | Na | 11 |
| 塩素 | Cl | 17 |
周期表のポイント:同じ族(縦列)の元素は似た化学的性質を持ちます。
3. イオン(Ion) 共通テスト
イオン:電子を失ったり受け取ったりして電荷を持つ粒子
- 陽イオン(Cation):電子を失う → (+)電荷。例) Na → Na⁺、Ca²⁺
- 陰イオン(Anion):電子を受け取る → (−)電荷。例) Cl → Cl⁻、O²⁻
- イオン結合:陽イオンと陰イオンの静電引力(例: NaCl=食塩)
4. 分子と化学式
分子(Molecule):原子が共有結合してできた粒子
- 水(Water):H₂O — 水素2 + 酸素1
- 二酸化炭素:CO₂ — 炭素1 + 酸素2
- アンモニア:NH₃ — 窒素1 + 水素3
- ブドウ糖:C₆H₁₂O₆ — 炭素6、水素12、酸素6
練習問題
問題:¹²₆C 原子の陽子・中性子・電子の数を答えよ。
解答:原子番号(下)=陽子=電子=6個。中性子=質量数−陽子数=12−6=6個。
解答:原子番号(下)=陽子=電子=6個。中性子=質量数−陽子数=12−6=6個。
💡 学習のヒント:周期表は「族と周期のパターン」で理解すると暗記が楽になります。1族(アルカリ金属)は+1価のイオン、17族(ハロゲン)は−1価のイオン、18族(貴ガス)はほぼ反応しないという規則性を覚えましょう。
試験直前 5分チェックリスト
- 原子構成: 陽子(+)+中性子=核 / 電子(-)=軌道
- 原子番号=陽子数=電子数(中性原子)
- イオン: 電子を失う→陽イオン(+) / 得る→陰イオン(-)
- 化学結合: イオン結合(金属+非金属)vs共有結合(非金属+非金属)
エビングハウス忘却曲線に基づく復習
学んだ内容を長期記憶に定着させるには、間隔を空けて繰り返し復習しましょう。
翌日
3日後
1週間後
1か月後